靴選びから、プレーは始まっている
種類が多すぎて、どのアップシューズを選べばいいのかわからない…
比較サイトを見たけど、わからなかった…
そう感じたことはありませんか?
多くの人が抱えている悩み。
これを解決するために
・おすすめのアップシューズを5つ
・野球選手が求めたいアップシューズの要素
・数多いアップシューズから選び抜く5ステップ
を一緒に見ていきましょう。
ぴったりのアップシューズを見つけ
パフォーマンスアップを支えてもらいましょう。
野球選手への走り方指導に特化した専門会社
『株式会社 走研究所』の代表取締役
野球チームへの走り指導経験が90チーム以上
総勢2,000人を超える野球選手への走り方指導
100m走の自己ベストは10秒台の元陸上短距離選手
まずは結論から
以下の5つのアップシューズをおすすめします。
ビモロランニング ベロ・トリコ《BeMoLo Running VeLo Tricot》
こちらAmazonや楽天などでは販売されていません。
公式HPより購入できます
BeMoLo Shop
これまで70以上の野球チームに指導へ行き、感じたこと…
『靴選びが雑!もったいない!』(この記事を書いたきっかけです)
『靴なんて、どれも同じでは?』
というのが本音かもしれません。
あとは
『多すぎて何がいいのわからない。とりあえずデザインで選ぼう。』
などでしょうか。
靴は身体を支える土台。
走りの技術習得においても、とても重要です。
逆に、アップシューズ選びを間違えると、小さな負の連鎖が始まります。
①間違ったシューズ選び
②末端部に力みが生じる
③怪我を引き起こす(ふくらはぎの痙攣や太ももの肉離れ)
パフォーマンスアップのためにも、良い靴を選びましょう。
『よし、これで自信をもって練習するぞ!』と、やる気もきっと上がります。
ぜひ、『走りやすいアップシューズらしいよ』と、お子さまにプレゼントしてあげてください。
野球をするのにアップシューズは必要?
「アップシューズ」は、ウォーミングアップや軽いトレーニングの際に使われる靴です。本格的な試合用のスパイクシューズとは異なりますが、安全で快適にウォーミングアップやトレーニングを行うために多くの選手が使用しています。
具体的には、グリップ力が適度にあり、フィット感が良く、足への負担を軽減する設計になっています。
本格的な試合や練習用にはスパイクシューズが必要ですが、ウォームアップや軽いトレーニング用にはアップシューズで十分です。
野球選手が求めたいアップシューズの要素
①動き出し~短い距離のダッシュに向いているか
②左右などの動きに強いか
③柔らかい土にも適しているか
順番に見ていきましょう
①動き出し~短い距離のダッシュに向いているか
野球選手にとって重要な、動き出し~短い距離のダッシュ
クッション性が強すぎる靴は不適です。
②左右などの動きに強いか
陸上選手と違い、左右への動きも多い野球選手。
特に足先部のフィット感には気を配りましょう。
③柔らかい土にも適しているか
高反発を期待できる陸上競技のフィールドとは話が変わってきます。
柔らかい土に足が取られないよう、靴底は硬めのシューズをおすすめします。
土がはさまりやすい靴底も、重くなるのでなるべく避けたいところです。
野球用のアップシューズの特徴
ここからは、野球用のアップシューズの特徴について見ていきましょう。
ウォーミングアップや練習に適している
野球用のアップシューズは、その名の通り、ウォーミングアップや練習に最適なデザインになっています。
ウォーミングアップは、体を効果的に暖め、筋肉をほぐすために行われる試合前の重要な準備時間です。
アップシューズは、柔らかくクッション性が高い素材で作られており、足への衝撃を吸収します。また、軽量であるため、動きやすさも抜群です。このような機能によって、ウォーミングアップや軽いトレーニングを効率的かつ安全に行えます。
靴底には突起がない
アップシューズのもう1つの大きな特徴は、靴底に突起がないことです。
スパイクシューズには靴底に金属や樹脂でできたスタッドが付いていますが、これらは硬い地面や人工芝での使用には適していません。そのため、ウォーミングアップや長時間のトレーニング時にスパイクシューズを長時間履くことは、足や身体に負担をかける可能性があるのです。
一方、アップシューズはフラットな靴底を持っているため、硬い地面や人工芝の上での使用に適しています。これにより、日常のトレーニングやウォーミングアップにおいても、高いパフォーマンスが発揮できるでしょう。
脚への負担が軽減される
野球は全身を使うスポーツであるため、シューズ選びがプレイヤーのパフォーマンスに直接影響を与えます。特に、脚への負担をいかに軽減するかが重要です。
アップシューズは、この点において非常に優れた設計となっています。
野球用のアップシューズには、プレイヤーが動きやすいように設計された機能が数多くあります。これにより、長時間の練習やウォーミングアップでも脚への疲労感を軽減できます。
また、軽量で柔軟性に富んだ素材で作られているため、自然な動きをサポートし、筋肉や関節への負担を最小限に抑えられるのも特徴です。
野球のスパイクとの違いは?
アップシューズと野球のスパイクの違いについて説明します。
アップシューズは主にウォーミングアップや軽いトレーニング時に使用されます。試合前の準備運動や日常的な練習で使われることが多いです。
【特徴】
1.靴底に突起がない:アップシューズの靴底はフラットで、突起(スパイク)がありません。このため、硬い地面や人工芝の上での使用に適しています。
2.軽量設計:非常に軽いため、ウォーミングアップ時にも疲れにくく、動きやすいです。
3.通気性:通気性の高い素材を使っているので、長時間履いても足が蒸れにくく、快適です。
4.柔軟性:足の自然な動きに合わせて柔軟に動くように設計されているため、動きやすさが向上します。
一方、野球のスパイクは試合や激しい練習時に使用されます。滑りやすいグラウンドで俊敏に動くために設計されています。
【特徴】
1.靴底に突起がある:スパイクの靴底には金属やプラスチックの突起があり、これがグラウンドにしっかりと食い込むことで、優れたグリップ力を提供します。
2.グリップ力:突起によって地面をしっかりと捉えるため、走ったり、素早く方向を変えたりする時に非常に安定します。
3.重量:アップシューズに比べてやや重めですが、その分足をしっかりと保護し、グリップ力を高めるための設計になっています。
どちらのシューズも、それぞれの用途に最適化されていますので、使い分けることでより効果的でしょう。
アップシューズの選び方
ここでは、アップシューズを選ぶ際のポイントについて詳しく解説していきます。
フィット感が高いか
アップシューズを選ぶ際に最も重要な要素の1つが、フィット感の高さです。フィット感が良いシューズは、足の形にしっかりと馴染み、動きやすいです。シューズが足にフィットしていないと、練習中に足が靴の中で動いてしまい、不安定となり怪我の原因にもなります。
自身の足にフィットするシューズを選ぶためには、幅(ワイズ)の確認が重要なポイントとなります。日本人は足幅が広いことが多く、海外ブランドの靴は足に合わないことも珍しくありません。
見た目だけで決めるのではなく、試着をしてサイズ感を確認してから購入することが大切です。
着脱がしやすいか
トレーニングシューズからスパイクへの履き替えが頻繁な方は、着脱がしやすいかどうかを考慮に入れてください。
ベロ(靴の舌)の部分やシューズの開口部が広く設計されているもの、シューレースの調整が簡単にできるものがおすすめです。ベルクロタイプやゴム紐タイプのシューズは着脱が非常に簡単なので、子どもでも着脱しやすいのがメリットです。
ソールタイプが用途に合っているか
野球用トレーニングシューズの選び方で重要なのは用途に応じてソールの種類を選ぶことです。一般的に、ソールはラバー、マルチ、フラットの3つに分類されます。
ラバーソール
【特徴】 適度なグリップ力があり、滑りにくい構造
グラウンドでの守備練習やバッティング練習など、ボールを使った練習に適しています。グリップ力が高い分、ランニング時に引っかかりを感じることがあります。
しかし、スパイクほどではなく、床を引っかいたり傷つけたりしにくいのが特徴です。
マルチソール
【特徴】 ランニングシューズに似た形状で、靴底の凹凸が大きく設計されている
ランニングや筋トレに適しており、自主練習の際に活用しやすいです。野球を始めたばかりの子どもにも向いています。グリップ力が少なく、グラウンドの土や芝生で滑りやすい点に注意しましょう。
フラットソール
【特徴】 靴底が平らでシンプルな作り。そのため軽量で、ランニングが快適に行える
アスファルトなどでのランニングに適しており、引っかかりにくく走りやすいです。ただし、グリップ力がほぼないためグラウンドでは滑りやすくなります。
外周トレーニングを快適に行いたい方や走り込みを多くする方に適しています。
機能性が高いか
シューズ選びで欠かせないのがその機能性です。自分が欲しい機能を考えて選ぶと、練習がより快適で効果的に行えるでしょう。
1.クッション性:足への衝撃をしっかり吸収するシューズは、長時間の練習でも疲れにくく、怪我防止にも効果的です。
2.通気性:通気性の良い素材を使用したシューズは、足を涼しく保ち、蒸れや汗を効果的に排出します。これにより、快適さが持続します。
また、つま先部分は損傷しやすいため、心配な場合は補強されているタイプのシューズを選ぶと良いでしょう。特に、ピッチャーは投球時に地面に対してつま先を強く押し付けるため、シューズが壊れやすくなる傾向があります。
耐久性を重視するなら、つま先周辺がラバーなどでしっかりとカバーされたシューズを検討しましょう。
おすすめのアップシューズ比較5選!選び抜く5ステップも紹介
求めやすい要素を踏まえ、数多いシューズから厳選していきます。
種類が多い現代、バッサリと消去法でいきましょう。
動き出しや素早い切り返しに不向きです。
また、柔らかい土のうえでクッション性が強いシューズを履くと
末端部に無駄な力みが生まれます。
硬めの素材で、靴底は薄め~普通の靴底を選びましょう。
左右などの動きに対応しにくいためです。
ホールド感のあるシューズを選びましょう。
ゆるいシューズは、末端部に無駄な力みが生まれます。
この辺りで、ずいぶんと絞られます。
土グラウンドにおいては、高反発が望めるシューズは、特に重要でないと考えます。
カーボン素材などで高反発を望めるシューズがありますが
値段は高くなってきます(15,000~25,000円くらいに)
野球選手は、わざわざ高価なカーボン素材にこだわる必要はないのではないでしょうか。
この3ステップを、靴の開発に携わる専門家と談義した結果
残ったのが、最初に紹介した5つです。
さて、もう少し絞っていきましょう。
小学生~中学生までは初心者向けで十分でしょう。もちろん、高校生以上にもおすすめです。初心者におすすめのシューズは以下のとおりです。
それぞれ似た特徴なので、あとはデザインなどの好みで良いと思います。
比較的安く、バランスの取れたシューズたちです。
上級者向けは、トップアスリートを目指す高校生以上から、
意識しだしても良いかもしれません。
ビモロランニング ベロ・トリコ《BeMoLo Running VeLo Tricot》
こちらAmazonや楽天などでは販売されていません。
公式HPより購入できます
BeMoLo Shop
最後はワクワクしたものを直感で大丈夫です。
どのシューズも間違いありません。
これらは大型ショッピングモールには売っていないこともあります。
(スポーツ専門のショップの方が確実)
ですので、ネットで購入が一番間違いないと思います。
それぞれ、自分が履いているサイズ感で大丈夫です。
ビモロランニング・ベロについては、Amazonなどにも売っていないため
公式ショップをご覧ください。
ワイドにも対応しているのは
以下の2足はワイドにも対応しています。
2E→通常幅
3E→幅広タイプ
アディゼロRC5は、旧バージョン(RC4)では幅広タイプがありました。
RC5も今後展開される可能性があるかもしれません。
おすすめシューズ5選のまとめ(代表山中のシューズへのコメント付き)
悪いシューズ選びは、小さな負の連鎖の始まり。
どうぞこれを機会に、シューズにこだわってみましょう。
良いシューズを見つけると、いつも以上に自信を持って練習に打ち込めるかもしれません。
非常にバランスの良いシューズ◎
デザインもかっこよく、カラー展開も豊富◎
RC4に比べ、アッパーの耐久性が落ちたのが難点△
私の最近のお気に入り。リーズナブル!
耐久性もあり、非常に安定感のあるシューズ◎
カラー展開は少なめ△
個人的にはデザインが…△
非常にバランスの良いシューズ◎
アッパーの耐久性が低めか△
愛好家も多い、短距離走に特化したシューズ。
靴底がうすく、接地の感覚がわかりやすい◎
普段履きには、あまり適していないか△
私は15年前からお世話になっているシリーズです。
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イチロー選手愛用のビモロシリーズ。
身体のバランスを整え、無駄な力みが生まれにくいシューズ。
しなやかな動作を追求したい選手におすすめ◎
私は大好きなシューズです。
少し価格は高く、手に入りにくい。