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・野球と陸上の走り方の違いは?
・野球選手はどのように走りを学べばいいの?
今回の記事では、こういった疑問に答えます。
~本記事の内容
走り込みの良し悪しは、”走り方”が決める
走り込みのメリット、デメリット
おすすめの走り込みメニューを1つに厳選
- 野球と陸上の走り方は違うの?
-
違います。私は、野球と陸上の走り指導法を分けています。
野球のパフォーマンスアップのための走りを学びましょう。
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野球選手への走り方指導に特化した専門会社
『株式会社 走研究所』の代表取締役
野球チームへの走り指導経験が90チーム以上
総勢2,000人を超える野球選手への走り方指導
100m走の自己ベストは10秒台の元陸上短距離選手
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【危険】陸上選手の走りをマネするデメリット4つ
デメリットを知ることで、「野球と陸上の走りは違うの?」をヒモ解いていきます。
マネをするデメリット4つ
以下の通りです
1.止まりにくくなる、方向転換しにくくなる
2.多方向への走りに向かない
3.走り”ながら”守備がしにくい
4.投打とマッチしない
それぞれ詳しく見ていきます。
止まりにくくなる、方向転換しにくくなる
理由 陸上の走りは腰が高く、重心の上下動が起こりやすいため
陸上選手が球技をしている時に「キュッ」と止まる姿をあまり見ませんよね。
多方向への走りに向かない
理由3次元の動きが少ない。簡単にいうと、ひねる動作が少ない。
陸上の走りは陸上選手は一つのレーンを走ることに特化しています。
走り”ながら”守備がしにくい
以下の走りの意識、守備をしながらできますか?
膝をしっかりと上げて走る!
地面をしっかりと蹴って走る!
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難しいと思います。走りと捕球動作がぶつ切りになりますね。
この一連の流れをスムーズにおこなうために、手足が自由に動く、力感の少ない走りにしたい。
投打とマッチしない
以下のような投打の動作が、陸上の走りとマッチしません
特に投球後、大きく股関節が回旋する
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『走・攻・守』を分けて考えず
”身体動作”という一つの視点でマッチングさせます。
ただ速く走りたいだけなら、陸上の走りでも問題ありません。
そして、これらデメリット4つをカバーする走りは”存在します。”
必ず知っておきたい話
野球と陸上では、『求められる走りの局面』が違います。
以下のグラフは、陸上100m走のスピード曲線です。
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もちろん個人差はありますが、だいたいの選手がこういったスピード変化です。
- 0~30m 一気に加速
- 30~50m ゆるやかに加速
- 50~80m スピードが一定
- 80m~ 減速
100m走を走るうえでは、全てのスキルが必要ですが、野球ではどうでしょうか。
言うまでもなく、重要なのは”一気に加速するスキル”です。
ベースランニングやスライディング時には、一瞬、中間疾走局面の重心の使い方をしますが
ほとんどは一気に加速するスキルが求められますね。
野球選手が目指したい走り4要素
前述のデメリットを踏まえ、野球選手が目指したい走りは
上下動の少ない走り
回旋動作を活用した走り
力感の少ない走り
ただ単に速く走りたいのか
野球のパフォーマンスアップのための走りを目指すのか
ここは大きな分岐点です。
走研究所の走り方メソッドは、もちろん後者です。
【実践】具体的にどうすべきか
具体的には、以下の4つを習得していきます。
重心を崩すスキルを身に付ける
姿勢を整える
可動域を広げる
回旋動作を走りに取り入れる
難しいですね。
こちらは今後、もっと具体的な練習方法などの記事を書き進めます↓
いますぐ知りたい方は、直接指導を受けてください。それが一番手っ取り早いです。
60以上のチーム指導でわかった野球界の現状
前述のスピード曲線について理解している人は5%以下
まずは、どのスキルが必要か整理することかが始まりです。
情報があふれる現代…
全てのスキルが、ごちゃ混ぜの情報たちに惑わされている選手が溢れています。
ネットにあふれる陸上選手の練習に半信半疑
やはり「野球と陸上の走りは違うのでは?」と
半信半疑でネットで調べたトレーニングをしている人がとても多いです。
この歴史は昭和から続いています。
そろそろ解決していきましょう。
おわりに
ただ単に速く走る方法は、すでに飽和状態です。
野球のパフォーマンスにつながる走りをまっすぐに追求しましょう。
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参考文献
・為末大(2007).日本人の足を速くする.新潮社
・小山裕史(2004).「奇跡」のトレーニング 初動負荷理論が「世界」を変える.講談社
・小山裕史(1999)初動負荷理論による野球トレーニング革命.ベースボールマガジン社
・トム・テレツ(監訳:森長正樹).スプリントの技術と科学