ランナーコーチが担う責任は大きいです。しかし、ランナーコーチの立ち位置や行動に注意できないと、ランナーを誤ったプレイに導いたり、時には防御の邪魔をしてしまう危険性も伴います。
そこでこの記事では、少年野球におけるランナーコーチの具体的な役割と、チームにとってのその重要性について解説します。ランナーコーチの役割について知りたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
野球の走りを改善するなら走研究所がおすすめ
野球はランナーがホームに帰還することで得点となります。そのため、ランナーの動きが得点に直結していると言っても過言ではありません。ただ、走塁といってもどのような指導が正しいのかわかっていない指導者も多いです。
そこで、野球の走りを改善するなら走研究所がおすすめです。走研究所は、日本初の野球選手の走りに特化した専門会社です。走研究所では、個人指導、チーム指導どちらにも対応していて、ここまでの指導実績は90チーム以上、延べ指導数2000人超えです。
走研究所の走り方指導の特徴は以下のとおりです。
- 野球の走りに特化した指導メニュー
- 打つ・投げる・守るにも応用できる走りを学べる
- 受講後も継続してアドバイスを受けられる
- 「走り」について前向きに考えるきっかけになる
- 努力の方向性や考え方を学んで今後のスポーツ人生に活かせる
走研究所の走り方指導で、今後の野球のパフォーマンスが上がるだけでなく、今後のスポーツ人生にも大きな恩恵をもたらすでしょう。走研究所の走り方指導が気になるという方は、ぜひ走研究所公式HPをご覧ください。
ランナーコーチの役割とは
ランナーコーチとは、野球やソフトボールで走る選手をサポートする重要なポジションです。試合中、ランナーが次にどう動くべきかのアドバイスをします。ここからは、ランナーコーチの役割について紹介します。
アウトカウントの確認をする
ランナーコーチは、1塁でも3塁でも、アウトの数をランナーとしっかり確認し、共有することが求められます。
ノーアウトや1アウトのときは少し余裕がありますが、2アウトではボールがバットに当たったらすぐに走らなければなりません。特に引き締まった試合で1点が重要になるとき、走塁のちょっとしたミスが試合の展開に大きく影響することがあります。そのため、ランナーコーチの役割は非常に重大なのです。
状況の確認と共有をする
ランナーコーチは、アウトの数だけでなく、ランナーがどの塁にいるのか、守備の様子や試合の進行状況もランナーに伝えておく必要があります。
それは、たとえアウトやランナーの数が同じでも、何回目のイニングかや、今の点差によって、ランナーの走るタイミングが変わってくるからです。
たとえば、9回裏で点数が同じときに2アウトでランナーが1塁と3塁にいる場面なら、1塁ランナーは無理に大きなリードを取る必要はありません。3塁にいるランナーがホームを踏めば、そこで試合が決まるためです。
ランナーへの指示を出す
ランナーコーチは、ランナーに何をすれば良いかを伝える役割もあります。「次のベースに進め」「そのまま止まれ」など、進塁するか待機するか、そしていつスピードを上げるか、戦術に大きく影響する判断を、ランナーコーチが指示します。
これによって、ランナーは自分で判断することなく、安全かつ効率的にベースを回ることができます。
バッテリーにプレッシャーをかける
ランナーコーチは相手チームのバッテリー(ピッチャーとキャッチャー)にプレッシャーをかける役割も担います。
ランナーを上手く誘導することで、バッテリーの間に迷いや緊張を生じさせることができたり、試合中に相手の守備の配置やバッターの特徴に応じたアドバイスを大きな声で出すことで、相手チームに不安を植え付けることができます。
こうした心理戦は、相手の集中を乱したり、次の動きを予測させにくくしたりする効果があります。
たとえば、コーチが「大きく間が空いてるぞ、そこ狙え!」と言うことで、守備側は実際にそこの守備が手薄かどうかを考え直さざるを得なくなります。すると、それまでの守備プランから逸脱してしまい、混乱を招き、得点へのチャンスを得られることがあるのです。
1塁・3塁ランナーコーチの役割とは?
次に、1塁・3塁ランナーコーチの役割について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1塁ランナーコーチの役割とは?
1塁コーチは、主にバッターがランナーになったときや、すでにいる1塁や2塁のランナーに対して指示を出します。この時、2塁ランナーについては3塁コーチと役割を分けています。
ランナーがいないときは、バッターに情報を伝えるため、バッターボックスに近い位置に立ちます。バッターへの情報提供は、守備側にとってプレッシャーとなることが多いためです。
また、ランナーがいるときは、そのランナーの近くでコーチを行いましょう。ノーランナーの状況で、ランナーが塁に近づいたら、コーチも1緒に右側へ移動します。
3塁ランナーコーチの役割とは?
3塁コーチの仕事は1塁コーチよりも特に大切です。ゲームの得点に直接関わる大事な判断が求められるためです。
3塁コーチは普段からプレイボックスの左側に位置していますが、プレーが始まると随時立ち位置を変える必要が出てきます。
たとえば、セカンドランナーにスライドするように指示するときは左側にいて、ランナーが次の塁へと進むときは、左側にいて手振りをして見せつつ、ランナーと一緒に右側に移動します。
1番大切なことは、「走れ」または「止まれ」という指示を、ランナーがはっきり理解するまで何度も確認することです。声で伝えたり手振りをしたり1度だけでは足りないことが多いので、ランナーが指示のとおりの動きをするまで、しつこく伝え続けましょう。
ホームベースにもコーチが存在する
たとえば、野球の試合でホームベースに専任のコーチがいることは珍しいですが、一塁や三塁のコーチと同じような指導をホームベースでバッターや次のバッター(ネクストバッター)が行う場合があります。
次のバッターベースコーチの役目を担うのは打者がヒットを打ち、ランナーがホームに帰る場面でよくみられます。外野に飛んだ打球を追いかけている時、次のバッターがフィールドの状況を確認し、バットなど邪魔なものがあれば片付けます。
また、ランナーに次の動きを伝えるため、ベースを越えるタイミングやスライディングの方向を指示します。ランナーがどこにボールがあるのか見えないとき、選手からの指示は非常に役立つでしょう。
ランナーコーチに求められるものとは
ランナーコーチとして活躍するために必要な資質はいくつかありますが、特に重要なのが「洞察力」、「判断力」、そして「伝達能力」です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
鋭い洞察力
鋭い洞察力とは、グラウンド上で起こり得るあらゆる可能性を予測し、最適なアドバイスをする能力のことです。
3塁ランナーコーチのポジションは、得点が取れるかどうかを左右する重要な役割を担っています。プレイのたびに、コーチは数秒のうちにランナーにとって最善のアクションを選択し、指示を出さなければなりません。
ランナーや打者、守備側の位置や動きから、次に何が起こるかを予測することは、野球において非常に重要です。
瞬間の判断力
試合中には、予測不能な状況が絶えず起こります。ランナーコーチはそんな瞬時の変化に対応する、瞬間の判断力が求められます。
たとえば、外野手がボールをすぐに拾わないことがわかれば、ランナーに次の塁へ進むべきか否かを判断し、指示を出さなければなりません。判断の遅れは、得点のチャンスを逃すことにつながるため、迅速且つ正確な判断が求められるのです。
的確な伝達能力
ランナーコーチは意思決定をしたら、それをプレイヤーに迅速かつ正確に伝える必要があります。分かりやすいよう、身振り手振りで明確なサインを出すことが大切です。
ただ、遠くからだと人と重なって動きが分かりにくいかもしれません。そのため、ランナーコーチがはっきりと通る声で指示を出すことで、選手は指示が理解しやすくなります。選手に対する明確な指示が可能となるため、チームにとって大きなアドバンテージとなります。
ランナーコーチに関するルール
最後に、ランナーコーチに関するルールについても3つ把握しておきましょう。
- 守備の選手に接触しない
- ランナーに接触しない
- コーチャーボックスから出ない
それぞれ詳しく見ていきます。
守備の選手に接触しない
一塁のコーチを務めていて、ちょうど自分の近くにフライボールが飛んでくる状況が起こったときを想定します。一塁を守る選手がそのボールを取ろうと走っている最中に、ランナーコーチが接触してしまったとしましょう。
審判が「ランナーコーチとの接触がなかったら守備している選手が無事にボールを捕れた」と思ったら、そのプレイは守備妨害と見なされ、打者はアウトになってしまいます。
そのため、もしランナーコーチの周りにボールが飛んできたら、真っ先に守っている選手の方を注意深く見て、接触しないようにしましょう。
ランナーに接触しない
ランナーコーチは指示を出す際、声掛けや手の動きは問題ありませんが、ランナーに触れてしまうとゲームのルールで禁じられている「肉体的援助」にあたるため、守備妨害になると判断されかねません。
プロの野球の世界では、ホームランを放った打者が三塁のコーチとハイタッチを交わすこともありますが、これは試合に影響を与えないとされており、違反とはみなされていません。ただし、アマチュアの試合で同じ行為をするのは避けた方が良いかもしれません。
たまにランナーが走塁で勢い余ってランナーコーチにぶつかってしまうシーンを目撃することがあります。意図しなくても、その熱意が「肉体的援助」になり得るので、このような行為には十分気をつけましょう。
コーチャーボックスから出ない
コーチの立ち位置には「打球がコーチの近くを通るまでは、コーチはコーチボックスの内部に留まり、本塁寄りおよびフェア地域寄りに近づいてはいけない」というルールがあります。
試合が始まる前にボックスの外に位置していると、ルール違反とみなされることがあるので注意しましょう。打球が通り過ぎた後であれば、コーチがボックスを出ても、試合の進行に影響を及ぼさない限りは問題ありません。
地域やリーグごとに独自のルールを設けている場合もあるので、ルールをしっかりと確認してください。
まとめ
ランナーコーチは、ベース上での選手たちの動きを指示し、安全なベースランニングを促し、さらには次のベースへ進むタイミングを教える役割を担います。
ランナーコーチがどこに立つかにもコツがあり、ランナーの視界に入りやすい場所を選ぶことが重要となります。さらに、サインを出すときのジェスチャーは大きくはっきりと示すことがポイントです。そうすることで、ランナーはサインを見逃しにくくなるでしょう。
また、ランナーコーチであっても、ルールを守る必要があります。守備妨害には特に気をつけましょう。ランナーを助けるためにも、きちんとルールの範囲内でコーチングすることが、チームの勝利につながるのです。
野球の走りを改善するなら走研究所がおすすめ
野球はランナーがホームに帰還することで得点となります。そのため、ランナーの動きが得点に直結していると言っても過言ではありません。ただ、走塁といってもどのような指導が正しいのかわかっていない指導者も多いです。
そこで、野球の走りを改善するなら走研究所がおすすめです。走研究所は、日本初の野球選手の走りに特化した専門会社です。走研究所では、個人指導、チーム指導どちらにも対応していて、ここまでの指導実績は90チーム以上、延べ指導数2000人超えです。
走研究所の走り方指導の特徴は以下のとおりです。
- 野球の走りに特化した指導メニュー
- 打つ・投げる・守るにも応用できる走りを学べる
- 受講後も継続してアドバイスを受けられる
- 「走り」について前向きに考えるきっかけになる
- 努力の方向性や考え方を学んで今後のスポーツ人生に活かせる
走研究所の走り方指導で、今後の野球のパフォーマンスが上がるだけでなく、今後のスポーツ人生にも大きな恩恵をもたらすでしょう。走研究所の走り方指導が気になるという方は、ぜひ走研究所公式HPをご覧ください。