子どもたちの成長に合わせ、野球グラウンドも変化します。少年野球の塁間距離は、大人とは異なり、年齢によって細かく設定されているのをご存知でしょうか。この記事では、世代別の塁間距離やグラウンドのサイズについて詳しく解説し、その理由も紹介します。
野球を始めるお子さんや保護者にとって塁間距離を知っておくことは大切です。ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
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塁間距離とは?
野球は、ベースを一塁から順番にランナーが走り、本塁へ戻ってくると得点が加算されます。塁間距離とは、野球場内にある塁(ベース)と塁(ベース)の間の距離のことです。
4つのベースは本塁・一塁・二塁・三塁です。塁間距離といっても一塁と三塁の直線的な距離ではありません。一塁から二塁・二塁から三塁・三塁から本塁、それぞれの間の直線距離のことを塁間距離といいます。
少年野球の塁間距離
少年野球の塁間距離は、組織によって少しずつ距離が異なります。ここでは、組織ごとの塁間距離を解説します。それぞれの塁間距離を以下の表にまとめました。
【組織別の塁間距離】
組織(チーム) | 塁間距離 | ホームベースから塁間の距離 |
軟式野球(低学年) | 14m | 21m |
軟式野球(高学年) | 16m | 23m |
ボーイズリーグ(小学生) | 15.367m | 22.86m |
ボーイズリーグ(中学生) | 18.44m | 27.431m |
リトルリーグ | 14.02m | 18.29m |
少年野球の塁間距離は、大人と同じ距離では試合に支障が出るため、小学生の間は塁間距離を短くして全体にひと回り小さいサイズです。中学生からは大人と同じ塁間距離になっています。また、少年野球の場合は、どの組織に属しているかによって塁間距離は異なるため注意が必要です。自分が属している組織の塁間距離を覚えましょう。
塁間距離が異なる理由
少年野球は、組織により塁間が異なることを先述しました。しかし、なぜ塁間の距離が異なるのでしょう。ここでは、塁間が組織ごとで異なる理由について解説します。2つの理由を紹介します。
年齢や体力に合わせて設定されている
塁間が異なる理由は、子どもの年齢や体力に合わせて設定されているためです。未発達な子どもの身体能力や技術力で長い塁間を走り抜けるには、試合を乗り切る体力や怪我のリスクが懸念されます。
そのため、安全面やまだ体の小さい子どもたちに配慮して、塁間距離は短く設定されています。少年野球では、体の発達段階であり、体力差も大きいです。また、塁間距離を短く設定することで怪我のリスク軽減効果にも期待できるでしょう。
塁間の違いによって戦略も異なる
少年野球では塁間の違いによって戦略も異なります。小学校の低学年の場合は、まず基本的なスキルを身につけることが大切です。塁間を意識しながら、走塁や守備の基本練習をすることで、攻守両面のスキルアップにつながります。具体的には、内野手の場合、塁間を意識することでボールを受け取る位置を判断しやすいです。
また、高学年になると戦略を練って、より高度なプレーができるようになります。たとえば、塁間でのリードオフのタイミングや次の塁へ進塁する判断など、さまざまな戦略を組み立て試合を勝利に導くのです。
塁間距離以外にはどこが異なる?
塁間距離以外にも異なるところはあるのでしょうか。塁間距離だけでなくこどもに合わせた規格サイズになっているものを解説します。大人の野球とは異なる点がいくつかあるため、少年野球に携わる場合は注意が必要です。
ピッチャープレートからホームベースまでの距離
ピッチャープレートからホームベースまでの距離が大人の野球とは違います。各組織ごとに以下にまとめました。
- 軟式野球(低学年)は14m
- 軟式野球(高学年)は16m
- リトルリーグは14.02m
- プロ野球、社会人野球、大学・高校・中学生野球は18.44m
ピッチャープレートからホームベースの距離とは、ピッチャーとキャッチャーの距離間です。少年野球と大人では4mほど異なります。少年野球だけ異なる理由は、体の発達に合わせた距離設定ルールになっているからです。無理に大人と同じ距離を投げてもキャッチャーまで届かないなど試合をするのが難しいことも挙げられます。
ホームベースから外野フェンスまでの距離
ホームベースから外野フェンスまでの距離も異なります。組織別に以下にまとめました。
- 軟式野球(低学年)はライト・レフト70m、センター85m以上
- 軟式野球(高学年)はライト・レフト70m、センター85m以上
- リトルリーグは60.95~68.6m
- プロ野球、社会人野球、大学・高校・中学生野球は76.199m以上
ライトやレフトの距離は、本塁から一塁を結んだ直線上と本塁から三塁を結んだ直線上の距離を指します。また、センターは本塁と二塁を結んだ直線上の距離です。少年野球と大人では6mほど異なります。少年野球やリトルリーグに関してはこどもの発達段階のため、打撃技術や力を考慮して設定されています。
バッターボックスのサイズ
ここでは、バッターボックスの違いも紹介します。各組織ごとに以下にまとめました。
- 軟式野球(低学年)は90cm×150cm
- 軟式野球(高学年)は90cm×150cm
- リトルリーグは91.4cm×182.8cm
- プロ野球、社会人野球、大学生・高校生・中学生野球は121.9cm×182.8cm
バッターボックスの寸法は、少年野球の低学年・高学年ともに同じサイズで設定されています。バッターボックスとは、本塁の左右にある長方形の部分で、バッターがピッチャーの投球を打つときに立つ場所のことです。体の小さい少年野球は一回り小さいサイズになっています。
ネクストバッターサークルのサイズ
ネクストバッターサークルのサイズも異なります。それぞれの組織のサイズを以下にまとめました。
- 軟式野球(低学年)は半径0.65m
- 軟式野球(高学年)は半径0.65m
- リトルリーグは作らない
- プロ野球、社会人野球、大学生・高校生・中学生野球は半径0.76m
ネクストバッターサークルは、野球場内で次のバッターが待機する場所です。少年野球と大人ではサイズが半径0.1mほど異なります。また、待機するときのルールもそれぞれ異なります。たとえば、少年野球では素振り禁止で、しゃがんで待機します。バットを地面につけて持ち、立った状態で待機するなど、それぞれの組織で違うため、ルールの確認もしておきましょう。
コーチャーズボックスのサイズ
コーチャーズボックスのサイズも組織によって異なります。各組織でどれくらい差があるのでしょう。それぞれ以下にまとめました。
- 軟式野球(低学年)はファウルラインから3.3mの位置に5.144m×2.54m
- 軟式野球(高学年)はファウルラインから3.3mの位置に5.144m×2.54m
- リトルリーグはファウルラインから1.83mの位置に2.444m×2.541.22m
- プロ野球、社会人野球、大学生・高校生・中学生野球はファウルラインから4.572mの位置に6.09m×3.05m
コーチャーズボックスは、攻撃するチームがコーチを野球場内に配置できるため、一塁側と三塁側に設けてあるコーチの定位置です。少年野球では、一回り小さいサイズになっています。
ベースのサイズ
ベースのサイズもそれぞれの組織により異なります。どれくらいサイズが違うのか、以下にまとめました。
- 軟式野球(低学年)は、ホームベースが43.2cm×21.6cm×30.5cmで一塁から三塁は35.56cmの正方形
- 軟式野球(高学年)は、ホームベースが43.2cm×21.6cm×30.5cmで一塁から三塁は35.56cmの正方形
- リトルリーグは、ホームベースが43.2cm×21.6cm×30.5cmで一塁から三塁は38.1cmの正方形
- プロ野球、社会人野球、大学生・高校生・中学生野球は、ホームベースが43.2cm×21.6cm×30.5cmで一塁から三塁は38.1cmの正方形
少年野球では、ベースのサイズが2022年より、プロ野球や高校野球など他の組織と同じサイズに改正されました。
まとめ
少年野球のグラウンドは、子どもたちの成長に合わせて設計されています。塁間距離やグラウンドのサイズが異なるのは、子どもたちが安全に野球を楽しめるようにするためであり、同時に、野球の基本的な技術を習得し、将来、より高いレベルの野球を目指すための基礎作りにも役立っています。
お子さんの年齢に合ったグラウンドで野球をさせてあげることは、子どもたちの成長をサポートすることにもつながります。ぜひ、この記事を参考に、野球をより楽しんでください。
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