スコアブックとは、野球やバスケットボール、バレーボールなどのスポーツで用いられる試合の記録簿です。野球におけるスコアブックの存在や記録の仕方は、すでに知っているという方から全く知らないという方までさまざまなのではないでしょうか。
この記事では、野球の試合におけるスコアブックについて、基本的な書き方を解説していきます。
野球のスコアブックのつけ方を理解することで、違う視点から試合を楽しめるでしょう。野球に携わる方も、今後野球部のマネージャーをやりたい方も、ぜひ参考にしてください。
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野球のスコアブックとは?
そもそも、野球のスコアブックとはどのようなものなのでしょうか。ここでは、スコアブックの基本や、必要なものについて解説します。
スコアブックとは
スコアブックとは、ゲームを詳細に記録する記録簿のことです。野球だけではなく、その他のスポーツでも幅広く利用されています。野球においては、得点者や選手交代のタイミング、打者や投手の成績、エラーなどさまざまな情報を記入していきます。
実際のゲーム結果を記入していく必要があるため、ゲーム内容を文章で書いていたら試合のスピードに追い付きません。そのため、素早く記入できるように工夫された簡単な記号を使う点が大きな特徴です。
打者や投手の成績やプレーの特徴を把握する資料として利用するだけでなく、相手チームのデータ分析にも使用可能です。
スコアブックをつける際に必要なもの
スコアブックを記入するためのアイテムを事前に準備しましょう。必須アイテムを以下にまとめました。
- スコアブック
- 黒、赤、青のえんぴつまたはボールペン
- 定規
スコアブックと3色ボールペンがあれば、スコアを記入できます。定規があれば線をきれいに引けるため、丁寧に記入したい場合には準備すると良いでしょう。
記録員をする際に必須アイテムは、以下に挙げた通りです。
- 野球のルールブック
- 修正テープ
- メモ用紙
記録員をする場合には、上記3点も必要です。野球のルールブックは、正確なルールを確認するためにあると良いでしょう。
スコアブックの準備
ゲームが始まるまでに事前準備があるため、ゲーム開始の30分くらい前から準備に入りましょう。ゲーム開始までにスコアブックに記入しておけることを完了しておくと、ゲーム開始からの記録がスムーズです。
試合開始前の準備
ゲーム開始前に、あらかじめスコアノートに記入しておく基本的な内容を以下にまとめました。
■まずは、どのようなゲームなのか記入します。
「チーム名」「日付け」「大会名」「球場名」「対戦チーム名(一塁側・三塁側)」「先攻・後攻」「ゲーム時間・開始終了時間」「ゲームに要した時間」といった基本情報です。
この試合が、リーグやトーナメントにおける何回戦目かなどの細かな情報の記録も大切です。
■次に、どのようなコンディションの中で行われたゲームなのか記入します。
「グランドの状態」「天候・風向き」「球審・塁審の審判の名前」などのような情報も大切な情報です。
ゲームが始まるまでに事前準備が必要です。選手たちはゲーム開始30分くらい前からシートノックを始めます。この時間を利用して、必要な情報をスコアブックに記入していくと良いでしょう。
スタメンの記入
ゲーム開始前にスタメンを記入をしておきましょう。ここでは、スタメンの記入方法を詳しくまとめました。使用するスコアシートによって守備・位置・シートなど表記内容が異なる場合もありますが、基本的なポイントは大きな差が無いので参考にしてください。
各ポジションの番号表記
ここでは、各ポジションの番号表記を説明します。先発選手を打席順に1番〜9番まで記入します。次に、「守備位置」「選手名」「背番号」「打ち方」の記入です。
守備位置は、以下のように番号で表記します。
- 投手(ピッチャー)
- 捕手(キャッチャー)
- 一塁手(ファースト)
- 二塁手(セカンド)
- 三塁手(サード)
- 遊撃手(ショート)
- 左翼手(レフト)
- 中堅手(センター)
- 右翼手(ライト)
スコアブック記載がスムーズにできるように、守備位置に対する番号を覚えましょう。次に、選手名と背番号を記入します。高校野球では、背番号が守備位置と同じであるのが通例です。さらに、打ち方をアルファベットで記入します。右打ちの選手はライトの「R」、左打ちの選手はレフトの「L」、両打ちの選手はスイッチヒッターの「S」を書き込んで準備完了です。
同性の選手がいる場合
スタメンを記入する際、選手の名前は基本的には名字のみ書き込んでいきますが、同じチームの中に同性の選手がいるとわかりにくいです。その際は、名字の後ろに下の名前の漢字1文字を記入します。
たとえば、同じチームに山田さんが二人いる場合、1人目の山田太郎さんは「山田太」2人目の山田次郎さんは「山田次」と記入することです。
名字+下の漢字1文字を記入することで、同じ名字の選手をわかりやすく表示できます。
スコアブックの基本
ゲーム前の準備が終わりゲームが始まったら、実際の経過を記入していきます。スコアの書き方には「早稲田式」と「慶応式」があります。ここでは、一般的に使用されることの多い早稲田式を使って解説します。スコアブックを記入する時に必要な知識を最低限知っておくと良いでしょう。
マス目の意味とは
野球のスコアブックを見るとマス目がたくさん並んでおり、グラウンドの塁と連動して記録できるようになっています。5つにわかれたマス目に、ゲーム内容に沿った記号や数字を記入して、結果が一目でわかるように記録していきます。
マス目は、塁に出塁した流れやアウトになった流れを記入する場所です。各マスには書く内容が決まっているため、覚えてしまえば問題なくゲーム内容を記録できるでしょう。
マス目に記入する記号
ここでは、5つに分かれているマス目に記入する記号を紹介します。マス目に記録する内容は、以下のとおりです。
- ボールカウントの記号
- アウトや得点などの記号
- 各塁のマスに記入する記号
それぞれ詳しく解説します。スコアブックをスムーズに記録するためにも、ぜひ覚えておきましょう。
ボールカウントの記号
スコアブックに用いられているボールカウント記号を覚えておくと良いでしょう。ボールカウントの主な記号は以下のとおりです。
- ◯:ストライク
- ●、ーなど:ボール
- V:ファール など
チームごとに記号が違う場合もあります。球種や空振り、見逃しなどによって記号を変えているチームもあります。さまざまな書き方があるため、チーム内で統一して記号を使いましょう。また、チームの希望に合わせて書き方を変えることもあります。
アウトや得点などの記号
アウトや得点は中央のマス目に記入します。その際、使用する記号は以下のとおりです。
- Ⅰ:1アウト
- Ⅱ:2アウト
- Ⅲ:3アウト
- ◯:得点
- ●:自責点
- ℓ:残塁
上記の記号を、ゲームの展開に合わせて中央のひし形のマスに記入していきます。
各塁のマスに記入する記号
ここでは、各塁のマス目に記入する記号を紹介します。各塁のマス目とは、ひし形のマスのまわりにあるマス目です。使用する記号は以下のとおりです。
【打席の結果】
- B:フォアボール
- DB:デッドボール
- K₃:3バント失敗
- K:三振
- Ʞ:振り逃げ
【打撃の結果】
- ∪:ゴロ
- ー:ライナー
- ∩:フライ
【進塁の結果】
- BK:ボーク
- PB:パスボール
- ケ:牽制
- S:盗塁(スチール)
- DS:ダブルスチール
- CS:盗塁失敗
- WP:暴投(ワイルドピッチ)
【ベースを表す記号】
- A:1塁
- B:2塁
- C:3塁
- D:本塁
【その他の記号】
- E:エラー
- F:ファール
- T.O:タッチアウト
- PR:代走
- PH:代打
- IFF:インフィールドフライ
- IF、#など:打撃妨害
- IP、✕など:守備妨害
各塁のマスには、上記のような記号でゲーム経過を記録していきます。記号の種類は多いですが、覚えておくとスコアブックの記入が楽になるでしょう。
まとめ
野球のスコアブックの記入方法や、記録に使用する記号について解説しました。スコアブックを記入するのに使うため、多くの記号を覚える必要がありますが、覚えてしまえばスラスラ記入できるようになるでしょう。
スコアブックが書けるようになると情報分析が可能になり、戦略の幅も広がります。ぜひ、スコアブックの記入にチャレンジして、違う目線から野球を楽しんでみてください。
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