野球はシンプルにみえるスポーツですが、多くのルールや戦略が存在します。その1つが走塁に関するルールです。特に、逆走に関するルールには、試合の展開を大きく左右する要素も含みます。
この記事では、逆走のルールを詳しく解説し、その重要性について解説します。さらに、走塁に関する基本的なルールや注意点も併せて解説しているため、試合をより深く理解できるでしょう。
野球の走りを改善するなら走研究所がおすすめ
野球はランナーがホームに帰還することで得点となります。そのため、ランナーの動きが得点に直結していると言っても過言ではありません。ただ、走塁といってもどのような指導が正しいのかわかっていない指導者も多いです。
そこで、野球の走りを改善するなら走研究所がおすすめです。走研究所は、日本初の野球選手の走りに特化した専門会社です。走研究所では、個人指導、チーム指導どちらにも対応していて、ここまでの指導実績は90チーム以上、延べ指導数2000人超えです。
走研究所の走り方指導の特徴は以下のとおりです。
- 野球の走りに特化した指導メニュー
- 打つ・投げる・守るにも応用できる走りを学べる
- 受講後も継続してアドバイスを受けられる
- 「走り」について前向きに考えるきっかけになる
- 努力の方向性や考え方を学んで今後のスポーツ人生に活かせる
走研究所の走り方指導で、今後の野球のパフォーマンスが上がるだけでなく、今後のスポーツ人生にも大きな恩恵をもたらすでしょう。走研究所の走り方指導が気になるという方は、ぜひ走研究所公式HPをご覧ください。
逆走に関するさまざまなルール
逆走に関して、公認野球規則ではどのように定義されているのでしょうか。ここでは、逆走に関するルールについて解説します。
逆走に関する公認野球規則
公認野球規則2021年度版によると、逆走は下記のように規定されています。
走者が正規に塁を占有した後に塁を逆走したときに、守備を混乱させる意図、あるいは試合を愚弄する意図が明らかであった場合。この際、審判員はただちにタイムを宣告して、その走者にアウトを宣告する。
引用元：公認野球規則2021年度版
このルールは、守備側の混乱を避けるために設けられています。
バッターランナーは逆走できる？
公認野球規則には、バッターランナーに関する逆走のルールも明記されています。
公認野球規則の注釈によれば、バッターランナーの逆走は許されています。しかし、本塁に到達してしまうとアウトです。たとえば、バッターが一塁手を避けて一塁から離れるために逆走するのは問題ありませんが、本塁まで到達してしまうとその時点でアウトとなります。
MLBでは、バッターランナーが逆走したが本塁には到達しなかったため、審判はアウトを宣告しなかった事例があります。このように、バッターランナーはある程度の逆走が許容されるものの、本塁に戻る行為は認められていません。
フライ球での帰塁の際はリタッチ必須
フライボールが捕球された場合、走者はベースにリタッチする義務があります。リタッチを怠ると、走者はアウトとなります。フライが捕球された瞬間に打者はアウトとなりますが、ベースから離れていた走者がリタッチせずにそのまま次の塁を狙うと、守備側がそのベースにボールを送球することで走者をアウトにできるのです。
たとえば、1塁に走者がいる状況で打者がフライを打った場合、外野手がそのボールを捕球すると、1塁の走者は速やかに1塁に戻らなければなりません。捕球が成功した後、守備側が1塁にボールを送球し、走者が帰塁する前に1塁に触れると、その走者はアウトとなります。
逆走盗塁は禁止
メジャーリーグでは1920年まで、2塁から1塁に戻る逆走盗塁が認められていました。現在では、守備を混乱させたり試合を愚弄したりする意図で逆走した場合、審判がタイムを宣告し、その走者はアウトになります。
このように、意図的な逆走は明確に禁止されていますが、誤解や勘違いによる逆走はアウトとはならない場合があります。
たとえば、1920年までのメジャーリーグでは、2・3塁の状況で2塁ランナーが1塁に逆走盗塁し、1・3塁の状態を作り出してからダブルスチールを仕掛ける作戦も存在しました。しかし、このようなプレーに対して守備側からの抗議もあったそうです。現在では、逆走盗塁はルール上禁止です。
MLBで起きた逆走の珍プレー
2021年5月28日（日本時間）のMLBの試合で、バッターランナーが逆走する珍事が発生しました。2アウトの状況で、バッターがサードゴロを打ち、ボールは一塁へ送球されましたが、一塁手がバッターにタッグしようと試みたのです。
なぜタッグをしようとしたのかは不明ですが、送球が少しそれたためかもしれません。次の瞬間、バッターランナーは本塁方向へ逆走し始めました。一塁手は驚いたことに、このバッターを追いかけ始めました。その間に二塁ランナーがホームにヘッドスライディングし、「セーフ」の判定を受けました。
この場合、一塁手がファーストベースを踏んでいれば3アウトチェンジの場面です。逆走し始めたバッターランナーを見て思わず追いかけてしまったのかもしれませんが、冷静にプレーすることの大切さを感じます。
野球の走塁の基本ルール
ここでは、走塁の基本ルールを紹介します。逆走以外のルールも確認しておきましょう。
進塁の順序
野球では、バッターがヒットを打ったり、四球・死球や守備妨害で進塁したりする際、まず一塁へ進みます。直接二塁や三塁には行けません。必ず走塁の順序を守る必要があります。たとえば、二塁打や三塁打の場合でも、一塁を踏んでから二塁、三塁へと進みます。
ホームランの場合も同様で、安全進塁権が与えられても一塁から順にベースを踏んで本塁まで戻らなければなりません。また、ランナーが元の塁に戻る際も逆の順序を守る必要があります。
スリーフットレーン内を走行
スリーフットレーンとは、本塁と一塁を結ぶスリーフットラインとファウルラインで囲まれたエリアです。このエリア内を走行する義務がランナーにはあります。バッターが一塁へ向かう際にスリーフットレーンから外れて走行すると、守備妨害とみなされてアウトとなる場合があります。
一塁への走行時には、ランナーはスリーフットレーン内を走るのが基本的なルールです。このルールに従い、守備側のプレーを妨げないようにしましょう。
走路の幅も決められている
野球では、塁から次の塁へ進む際の走路の幅が決められています。走路は、塁と次の塁を結ぶ直線の左右それぞれ3フィート、合計6フィート（約1.8m）と定められています。ランナーはこの走路を外れて走っても問題はありません。
しかし、野手からのタッチを逃れるために走路から6フィート以上外れて走ると、アウトが宣告されます。このルールは、ランナーが意図的に守備を避けるのを防ぐために設けられています。ただし、フライやゴロを捕球しようとしている野手を安全に避けるために一時的に走路を外れる場合は、この限りではありません。
オーバーランは1塁のみ適用
オーバーランとは、バッターが一塁に向かって走る際に塁を超えて走り抜けることです。試合中、一塁手がボールを受け取りバッターランナーをアウトにしようとする場面で、バッターが一塁を駆け抜ける光景はよくみられます。
しかし、オーバーランは一塁に向かうときにのみ適用されるルールです。二塁や三塁に向かう際には、走り抜けできません。バッターが一塁を駆け抜けた後、すぐに一塁へ戻るのが条件ですが、この行為でタッチアウトにはなりません。
リタッチの義務がある
リタッチの義務とは、塁に出ているランナーに適用されるルールです。バッターがフライを打ち上げ、野手がそのフライを捕球した場合、ランナーは元いたベースに触れ直さなければなりません。この行為をリタッチと呼びます。
犠牲フライの際などには、ランナーは捕球される前に現在いるベースに戻り、捕球が確認された後に次の塁を目指しましょう。
ランナーに打球があたるとアウト
野球の試合中に、打球がランナーに当たるとアウトになるルールがあります。これは、プレーの安全と公平性を保つための重要なルールです。
たとえば、バッターが打ったゴロが野手に触れる前にランナーに当たった場合、そのランナーはアウトになります。
このルールにより、守備側は予期しない障害物に邪魔されることなくプレーを続けられます。ただし、打球が野手に触れてからランナーに当たった場合や、打球が飛んでいる最中にランナーが避ける努力をした場合にはアウトになりません。
まとめ
この記事では、逆走に関する野球のルールや、走塁の基本ルールを解説しました。
逆走盗塁の禁止やリタッチの義務、オーバーラン、スリーフットレーンの走行義務など、野球の走塁にはさまざまな規則があります。
これらのルールは、プレーの安全性と公正さを保つために非常に重要です。ランナーは、これらのルールを理解し、適切な走塁を心掛けることで、チームの勝利に貢献できるでしょう。基本ルールを意識しながら、野球を楽しんでください。
野球の走りを改善するなら走研究所がおすすめ
野球はランナーがホームに帰還することで得点となります。そのため、ランナーの動きが得点に直結していると言っても過言ではありません。ただ、走塁といってもどのような指導が正しいのかわかっていない指導者も多いです。
そこで、野球の走りを改善するなら走研究所がおすすめです。走研究所は、日本初の野球選手の走りに特化した専門会社です。走研究所では、個人指導、チーム指導どちらにも対応していて、ここまでの指導実績は90チーム以上、延べ指導数2000人超えです。
走研究所の走り方指導の特徴は以下のとおりです。
- 野球の走りに特化した指導メニュー
- 打つ・投げる・守るにも応用できる走りを学べる
- 受講後も継続してアドバイスを受けられる
- 「走り」について前向きに考えるきっかけになる
- 努力の方向性や考え方を学んで今後のスポーツ人生に活かせる
走研究所の走り方指導で、今後の野球のパフォーマンスが上がるだけでなく、今後のスポーツ人生にも大きな恩恵をもたらすでしょう。走研究所の走り方指導が気になるという方は、ぜひ走研究所公式HPをご覧ください。
LINE問い合わせはこちら